「家でもおいしいコーヒーを淹れてみたいけど、豆の選び方が分からない」
「コーヒーを買ってみたけど、苦くて飲めなかった…」
適当に豆を選んでしまうと、せっかくの一杯が台無しになってしまうかもしれません。しかも味の違いや種類が多すぎて、調べるだけでもひと苦労ですよね。
自宅でコーヒーを始めて3年のネギパパが「失敗しない豆の選び方」を解説します。私自身もコーヒー豆選びではけっこう失敗しています(笑)。その失敗談も含めて、最初の1袋としておすすめできるコーヒー豆を紹介します!
皆さんが豆の選び方に迷うことなく、自分好みの味に出会える第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

まずは「中煎りのブレンド豆」から始めるのが最適です
コーヒー初心者がまず知るべき3つのポイント

1.苦味・酸味・コクの違い
コーヒーの味わいは、大きく分けて「苦味」「酸味」「コク」に分類されます。
・苦味:焙煎度や豆の種類によって強くなり、深煎りになるほど強く感じます。
・酸味:浅煎りの豆に多く、フルーティで爽やかな印象を与えます。
※初心者には「すっぱくて飲みにくい」と感じられることもあります。
・コク:口に含んだときの濃厚さや余韻を指し、焙煎や抽出によって変化します。

最初は「苦いのが好き」「すっきりした味わいがいい」など大体どんな味わいが好きかを把握してみましょう。
2.浅煎り・中煎り・深煎りの特徴
- 浅煎り:酸味が際立ち、紅茶のような軽やかさ。香りも華やかですが、慣れないと酸味が強すぎると感じることがあります。

あまり初心者向けではありません
- 中煎り(オススメ!!):酸味と苦味のバランスが取れており、最も飲みやすい焙煎度。

初心者には特にオススメ!
- 深煎り:苦味とコクが強く、しっかりした味わい。濃すぎると感じる人も。

個人的には甘いお菓子と一緒に飲むのがいいです!
個人差はありますが、まずは中煎りを基準に選んでみると良いでしょう
3.豆の種類とブレンドの違いを知る
コーヒー豆には大きく分けて「シングルオリジン」と「ブレンド」があります。
・シングルオリジン:特定の国や農園で採れた豆のみを使用しており、個性的な味わいが楽
しめます。
・ブレンド:複数の豆を組み合わせてバランスを整えたもので、クセが少なく飲みやすいの が特徴です。

初心者はまず、味のバランスが良いブレンドを選ぶといいでしょう
コーヒーの品質

ランク | 品質レベル | 味の特徴 | 入手先 | 価格(100g) | 1杯あたりの価格※ |
---|---|---|---|---|---|
スペシャルティコーヒー | 最高品質(スコア80点以上) | 雑味が少なく、風味がクリアで香り豊か | 専門店、通販、PostCoffeeなど | 700〜1500円 | 約70〜150円 |
プレミアムコーヒー | 中〜上品質(明確な評価基準なし) | バランスが良く、飲みやすい | カルディ、スターバックス、無印良品など | 400〜800円 | 約40〜80円 |
コモディティコーヒー | 一般的な大量流通品 | 味にばらつきがあり、品質にムラがある | スーパー、コンビニ、量販店など | 200〜400円 | 約20〜40円 |
※1杯あたり約10g使用として計算
スペシャルティコーヒー
生産から品質評価まで厳格な基準をクリアした豆で、世界で流通する豆のわずか5〜10%程度しか該当しません。
風味に透明感があり、酸味や甘み、香りが明確に感じられるのが特徴です。
- 購入先:コーヒー専門店、オンライン専門店、サブスク(PostCoffeeなど)
- 価格:100gあたり700円〜1,500円前後
プレミアムコーヒー
明確なスコア基準はないものの、品質が良く評価の高い豆。
スペシャルティとコモディティの中間にあたります。スタバやカルディなどで広く流通しています。
- 購入先:スターバックス、カルディ、無印良品など
- 価格:100gあたり400円〜800円前後
コモディティコーヒー
価格重視で大量生産された豆。焙煎日や保存状態が不明な場合も多く、品質にばらつきがあります。
- 購入先:スーパー、コンビニ、量販店
- 価格:100gあたり200円〜400円前後
初心者が選ぶべきコーヒー豆の基準とは

「中煎りブレンド」がおすすめな理由
- 苦味と酸味のバランスが良い
中煎りはどちらかに偏ることがなく、万人受けで飲みやすい味わいです。 - 焙煎が安定しているため、抽出で失敗しにくい
浅煎りや深煎りは抽出温度や時間の影響を受けやすいですが、中煎りは比較的安定します。

まずはブレンドで味の基準を作り、そこから好みを広げていくのがオススメ!
品質は「スペシャルティ」か「プレミアムが」オススメ
- プレミアムは手頃な価格で味も安定しており、カルディや無印で手軽に購入可能。
- スペシャルティは少し価格が高めですが、品質が明確で、豆選びに失敗しにくい。

「せっかくなら美味しいコーヒーを体験したい」という方には、PostCoffeeを利用してもいいかも!
避けたい豆の選び方とその理由
初心者が避けるべき豆の選び方もあります。
- 「浅煎りのシングルオリジン」だけで選ぶ:酸味やクセが強すぎて飲みにくく感じる可能性が高いです。
- 見た目やパッケージで選ぶ:デザインでは味の良し悪しは分からないので注意です。
- スーパーの「いつ焙煎されたか不明な豆」:鮮度が落ちていると、本来の味が出ません。いつ焙煎されたのかを確認しましょう。
「おしゃれ」や「安い」だけで選ばないよう注意!!
よくある失敗例とその対処法
初心者がよく経験する失敗とその対策
・苦すぎて飲めない
中煎りか浅煎りに変えてみる。抽出時間を短くするのも効果的。
・酸っぱくて飲みにくい
焙煎度を深めにする。豆を変えるだけで改善されることが多いです
・味が薄い・物足りない
粉の量を増やすか、抽出時間を長めに。豆の鮮度も見直しましょう。

失敗を繰り返すことで、自分の「好み」と「最適な淹れ方」が見えてきます。
ネギパパの失敗談
コーヒーを始めたばかりの頃、近所の喫茶店の方から「最初は中煎りのブレンドコーヒーが飲みやすいよ」と丁寧にアドバイスをもらいました。
ところが私は、「シングルオリジンの方が本格的で美味しいんじゃないか?」と勝手に思い込み、エチオピア産のモカやインドネシア産のマンデリンといった個性的な豆から手をつけてしまったんです。
その結果、モカは酸味が強すぎて口に合わず、マンデリンは苦味がきつくて大失敗に終わりました・・・
その後、喫茶店で勧められた通りに中煎りのブレンドコーヒーを試したところ、「これなら美味しく飲める!」と感じ、ようやく自宅でのコーヒータイムを楽しめるようになりました。

「初心者はまず中煎りのブレンドから」が自分の鉄則になっています!
どこで買う?初心者におすすめのコーヒー豆の入手先
スーパー・カルディ・無印・スタバ・PostCoffeeの特徴比較
初心者が手軽に購入できる店舗別の特徴をまとめました。
最初の1袋には、カルディや無印、スタバの中煎りブレンドがおすすめです。
通販サイトで買う際の注意点
- 焙煎日が明記されているか
鮮度が命のコーヒーは、焙煎日が明記されているものを選びましょう。 - 送料が高すぎないか
少量購入の場合、送料で割高になることがあります。 - レビューの信ぴょう性
星の数だけで判断せず、実際のレビュー内容を確認しましょう。
PostCoffeeの魅力と注意点

PostCoffee(ポストコーヒー)は、コーヒー初心者におすすめできるサブスク型の豆配達サービスです。
5分程度の味診断に答えるだけで、自分の好みに合った豆が選定され、定期的にポストに届きます。
豆は全てスペシャルティコーヒーを使用しており、新鮮な状態で焙煎・梱包されているためクオリティ面でも安心です。
初心者にとって嬉しいポイントは以下の通りです。
- 豆選びに迷わなくて済む
- 自分の「好み」が見えてくる
- パッケージに淹れ方の説明がある
ただし、1杯あたりの価格は100円程度とやや高めなので、「毎日たくさん飲みたい」という方には割高に感じるかもしれません。
また、定期配送のため、スキップや一時停止などの使い方も確認しておきましょう。
豆を買ったらどうする?初心者向けの保存と管理方法
常温・冷蔵・冷凍どれが正解?

常温での密閉保存が最もおすすめです!
冷蔵庫での保存をオススメしている人もいますが、他の食べ物の匂いが移ったり、冷蔵庫の開け閉めした時に結露が発生しやすく、風味を損なう原因になります。
挽く前の豆は1ヶ月以内、挽いている豆は1〜2週間以内を目安に飲み切るようにしましょう。
密封容器・保存袋のおすすめタイプ
- コーヒー専用キャニスター(真空タイプ)
酸化を防ぎ、豆の香りを長持ちさせます。
- ジップ付きアルミパック(元々豆が入っていた袋)
しっかり密閉すれば、これだけでも十分効果があります。
下手に容器を入れ替えると酸化を進行させてしまう原因にもなります。
直射日光と湿気を避けて保存することで、風味を保ちやすくなります。
まとめ
コーヒー初心者にとって、最初の豆選びはとても重要です。
味の違いを理解し、自分の好みに合った豆を見つけるには、まず「スペシャルティ」か「プレミアム」の中煎りのブレンド豆から試すのが最適な方法です。
どこで買うか、どう保存するかもポイントになりますが、今回紹介した内容を参考にすれば、迷うことなくコーヒーライフをスタートできます。
まずはカルディや無印、スターバックスなどで気軽に手に入る中煎りのブレンドを1袋買ってみましょう。
実際に味わいながら、「苦味が強いかな?」「もっと香りがほしいな」と感じたことが、次の豆選びにつながっていきます。
今日から、あなたにぴったりの一杯を見つける旅を始めてみませんか?
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